参院選(7月10日投票)で、「比例は共産党」と広げに広げて躍進し、平和と暮らしを守ろうと、志位和夫委員長は6月24日、広島市、北九州市、福岡市の3カ所で演説しました。広島市では、にひそうへい比例候補、中村たかえ選挙区候補、福岡県ではにひ候補とまじま省三選挙区候補が訴えました。志位氏は、核兵器禁止条約の第1回締約国会議で採択された「ウィーン宣言」を引きながら、「締約国会議の成功を大きな力にして『核兵器のない世界』をつくるまで頑張りぬきます」と表明すると、力強い拍手が起こりました。広島・本通り電停前は、商店街の奥まで聴衆の列ができたほか、道行く人が立ち止まって熱心に耳を傾け、北九州市の黒崎駅前デッキの上につくられた舞台前広場はぎっしりと聴衆で埋まり、下校中の高校生の姿も。博多駅前は時折、雨が降る中、聴衆の熱気に包まれました。広島市内に住む39歳の女性は、「核兵器禁止へ世界がまとまっているのに、岸田首相は『広島出身』といいながら日本が外れている。核兵器禁止に進んでほしい」と語りました。(博多駅前の動画はコチラ)

志位氏は、参院選が始まる前に、党首討論に6回、出席してきたことに触れて、「争点ははっきりしました」と強調。平和の問題では、軍拡・改憲の大合唱が起きていることや、自民党が軍事費を国内総生産(GDP)「2%以上」を公約に掲げながら財源は隠したままであることを強く批判しました。

志位氏は、日本は憲法9条を生かして平和のイニシアチブを発揮すべきだと強調。東アジアを戦争の心配のない平和な地域にするための9条を生かした平和外交をすすめるとともに、核兵器禁止条約に参加することを訴えました。