九州北部豪雨の被害で一部区間が不通となっているJR日田彦山線の鉄道での復旧を求め、住民とともに福岡、大分両県の日本共産党、国会議員団九州・沖縄事務所が11月11日、JR九州に対し要請行動をしました。

 田村貴昭衆院議員、真島省三衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補、仁比聡平前参院議員、高瀬菜穂子、立川由美福岡県議、大谷敏彰、日隈知重日田市議らが参加。担当者に日田彦山線の無条件での鉄道復旧を求める要望書を手渡しました。

 田村氏は、鉄道軌道法改正で黒字の鉄道事業にも災害復旧の補助が可能になり、JR九州の負担は半額になる。添田町、東峰村は首長、住民ともに活性化のために知恵を出すと言っている。この努力に応えてほしい」と強調。

 仁比氏は、「鉄道はつながっていてこそ価値がある」と述べ、現時点の経営状況で鉄道の復旧をしないとするJR九州を批判。真島氏は、「復旧をしてから、継続的な運行について話し合っていくべきだ」と迫りました。

 添田町住民の男性(67)は、無条件での鉄道復旧を含まない代替バスなどの案を示し続けるJR九州に対し、「地方切り捨てだ。鉄道復旧しかない」と怒りをにじませました。(しんぶん赤旗 2019年11月13日)