参院は7月24日の本会議で、戦争法案を審議する特別委員会の設置を自民、公明、民主、維新などの賛成多数で議決しました。日本共産党は反対しました。戦争法案は27日の本会議で趣旨説明と質疑が行われ、参院での審議が始まります。

参院本会議に先立つ議院運営委員会で日本共産党の仁比聡平議員は、衆院での戦争法案強行採決について「満身の怒りをこめて断固抗議する」と表明。「安倍内閣による集団的自衛権行使容認など昨年7月1日の閣議決定と安保関連法案は、ぞれ自体が戦後最悪の憲法破壊であり、戦争法案にほかならないことはすでに満天下に明らかだ」と主張し、「戦争法案は撤回、廃案にすべきものであり特別委員会の設置には反対だ」と述べました。

本会議後の特別委員会で、鴻池祥肇元防災担当相(自民)を委員長に選出しました。全11会派が委員を出し、45人で構成されます。日本共産党は井上哲士、仁比聡平両議員。

特別委員会は28、29、30日に安倍普三首相出席の質疑を行うことが与党から提案されました。週明けから戦争法案の本格的な審議が行われます。(しんぶん赤旗 2015年7月25日)