「安保法制の廃止をめざす市民と学者のつどい」が4月16日、神戸市中央区で行われ、122人が参加しました。「市民と学者のつどい実行委員会」の主催。第1部では、日本共産党の仁比聡平参院議員が国政報告し、池内了名古屋大名誉教授が「安保法制と大学 研究者の社会的責任」と題して基調講演をしました。

仁比議員は冒頭、熊本地震について「被災者の生活再建に全力を挙げる」と強調し、川内(せんだい)原発の停止を訴えました。

国政報告では、戦争法の廃止へ国政選挙での協力などを確認した4野党合意と市民の運動が、新しい政治の流れを開く可能性について言及。「私たちの、立場を超えた共同は、野合ではありません」と力を込めました。

池内氏は、安倍政権のもとで科学研究の軍事利用が急速に推進される状況にあると警鐘を鳴らし、「平和宣言・行動規範などを組織(教授会・評議会)として議論し見識を示すことが求められている」とのべました。

第2部のシンポジウムでは、石川康宏神戸女学院大教授、神戸大平和フォーラムの井口克郎さん、安保関連法に反対するママの会のメンバー、大学生を加えて、戦争法廃止、立憲主義回復をテーマにざっくばらんに話し合いました。

日本共産党の金田峰生参院兵庫選挙区予定候補が駆けつけ、参院選勝利への決意を語りました。(しんぶん赤旗 2016年4月17日)