福岡県建設労働組合(福建労)は9月25日、福岡県古賀市で、「日本国憲法を学び、組合活動に生かそう!」と、県本部・支部の役員を対象にした幹部学校を開き、日本共産党の仁比聡平参院議員が講演しました。

仁比氏は、福建労の要求実現に向けた、党との共同の根にあるものは「憲法だ」と強調。その上で、安倍元首相の「国葬」や、自民党と統一協会の癒着によ
る岸田内閣の支持率急落も「国民が声をあげる中で、民主主義の力が示されている」と訴え、憲法の意義を力説しました。「敵基地攻撃能力」保有、軍事費2倍化など大軍拡の問題では「圧倒的な国民は平和を願っている」とのべ、改憲勢力との根本的な矛盾を指摘し、「憲法を守り、生かすため一緒にたたかっていきたい」と力を込めました。

質疑応答では、福岡空港の米軍利用など地域の問題に触れ、「学んだことを発信していきたい」などの感想が寄せられました。

基調報告では、秋の大運動で組織拡大を成功させ、公契約条例制定、アスベスト被害根絶などの要求を自治体との関係強化や、統一地方選をたたかう中で実現しようと確認。各支部が決意をのべ、団結ガンバローをしました。(しんぶん赤旗 2022年9月30日)