日本共産党の仁比聡平参院議員は1月28日、統一地方選後半戦の市議選(定数32)をたたかう広島県呉市で行われた党演説会で、2議席回復をめざす、おくだ和夫、久保あずま両市議予定候補とともに、統一地方選勝利と、解散・総選挙での党躍進を訴えました。

会場では用意した席が足らず、追加した椅子も埋まるほど、たくさんの市民が参加。開場してすぐ席についた市内の男性(46)は、「市政でも国政でも、悪政に対し真正面から対峙(たいじ)する共産党の議員がもっともっと増えてほしい」と、おくだ、久保両予定候補に期待を寄せました。地元の生健会会長と自治会長が激励のあいさつをしました。

仁比氏は、おくだ氏が侵略戦争を正当化する育鵬社の歴史教科書の採択を市民と一緒にやめさせてきたことや統一協会と呉市政のかかわりを追及する唯一の議員だと紹介し、2議席になれば、「オール与党」の市政を変えさせることができると力説。その上で、閣議決定ひとつで、戦火を呼び込む際限ない大軍拡・大増税に突き進む岸田自公政権を厳しく批判し、「共産党の全員勝利こそが、政治の大政翼賛化を許さず、新しい政治の流れをつくりだす力です」と支援を呼びかけました。

現職のおくだ氏は「戦争する国づくりを絶対に止める」、前職の久保氏は「反戦平和を訴えて101年の共産党です。オール与党化した呉市政を2議席で風穴を開けます」と表明しました。(しんぶん赤旗 2023年1月29日)