日本弁護士政治連盟は1月15日、東京都内の弁護士会館で新年祝賀会を開催し、約七十人の国会議員が参加しました。

 弁政連の本林徹理事長は開会のあいさつで、米国に端を発した金融危機が世界的な広がりを見せていることに触れ、「この苦しい状況を乗り越えるために、政治家のみなさんには国民の視点に立って一日も早く、この危機を脱出する実効的な具体的政策を実現していただきたい」と述べました。

 祝賀会には、日本共産党から市田忠義書記局長、仁比聡平参院議員らが出席。市田氏は、市民・労働団体が東京・日比谷公園に設置した「年越し派遣村」に五百人近くの人が詰め掛けるなど深刻化する雇用問題について「自然災害ではなく、文字通りの『政治災害』だ」と述べ、昨年、日弁連が出した雇用問題での提言は国会論戦や社会的運動の大きな力になったと強調。「今年は『社会的反撃で政治の変革を』を合言葉に弁政連のみなさんとしっかりスクラムを組んでがんばる」とあいさつしました。(2009年1月16日「しんぶん赤旗」)