日本共産党の市田忠義副委員長と、にひそうへい参院比例候補は6月25日、岡山市で、すみより聡美参院岡山選挙区候補と、山口県下関市で吉田たつひこ山口選挙区候補とともに街頭演説しました。岡山駅西口のデッキは端から端まで聴衆で埋まり、通りがかりに拍手する若者の姿もありました。下関市では演説が進むにつれ、聴衆の輪が広がりました。

市田氏は「いま日本がやるべきは敵基地攻撃能力などではない。東アジアを戦争の心配のない、平和と協力の地域にしていくための9条を生かした外交努力こそが一番大事だ」と強調。軍事費2倍化などの議論が自民、公明、維新や国民民主から出ていることについて、「軍事費倍増なんてごめんだ。そんなお金があるのなら、くらしや障害者、医療費に回せの声を参院選で大きくあげよう」と訴えました。

市田氏は、自身の姉と兄を戦争で4人失った経験と、母親の悲しみと怒りの俳句を紹介。「『二度と戦争だけはしてほしくない』の思いが凝縮されてできたのが憲法9条です。9条を守り生かす願いを日本共産党に託してください」と力を込めました。

にひ氏は「くらしと自由を壊す危険な道は絶対許しません。今こそ国会に平和の議席が必要です」と呼びかけました。

岡山市の演説を聞きにきた女性(72)=津山市=は「岸田政権は核兵器禁止条約の対話の場にも参加しない。物価が高い中で年金も減った。この政治はおかしい。共産党にがんばってほしい」と話しました。(しんぶん赤旗 2022年6月26日)