岡山市が公立の保育園・幼稚園の民営化を進めている問題で、日本共産党の仁比そうへい参院議員は12月20、21の両日、園長や保育士、保護者と懇談しました。すみより聡美参院岡山選挙区予定候補、森脇ひさき県議が両日、氏平みほ子県議、田中のぞみ岡山市議が初日に同席しました。

 同市は122の公立園を来年度までに30の市立認定こども園に統合し、92園を民営化・廃止する方針です。保護者有志の会は来年1月に民営化を考える集会を開く予定。市立横井保育園の保護者は、公立を残してほしいとの陳情を市議会に提出、継続審査になっています。

 もみの木保育園の森田幸子、あゆみ保育園の小田睦史の両園長との懇談では、「市長は待機児童ゼロを目玉に、なりふり構わず園庭なしの施設をつくっている」などの批判がでました。母親も「待機児童解消だからと、ただ器(定員)を大きくすればいいというのでは、子どもを安心して預けられない」と指摘。男性保育士は「知り合いの男性は公立に就職できなかったので保育士をあきらめ、女子は私立に入ったほとんどが結婚を機に辞めた」と述べました。

 仁比氏は「安倍政権が進める保育政策の矛盾が明らかになった。草の根の動きと一緒に頑張りたい」と応えました。(しんぶん赤旗 2018年12月25日)