日本共産党の山口県中部地区委員会は2月27日、県議選山口市区(定数6)での、吉田たつひこ候補の議席獲得へ向け、仁比聡平前参院議員を迎えて、山口市で演説会を開きました。

 吉田候補は「今年度の県予算で、収入が見込みより100億円も多く、福祉予算900億円のうち60億円を使い残しているのがわかった。党県議団事務局長として20年間県政に関わってきた経験を生かし、県民要求を実現したい」と決意を語りました。

 仁比氏は、介護や年金などの問題を例にあげ「民主党政権が国民の期待を裏切り、国民の願いとかけ離れた政治をするのは、財界の要求に従っているからだ」とのべ、「国の政治がひどいから県議会は県民の防波堤とならなければならない」と指摘。「県議会は知事のオール与党となっている。この一角を崩し、吉田候補の議席を勝ち取ろう」と呼びかけました。原哲朗中部地区委員長は「前回は当選まであと150票まで迫った。今回は、何としても初の共産党県議を誕生させたい」と訴えました。

 年金生活者の阿部治雄さん(81)は「産業団地の償金の穴埋めに巨額の税金をつぎ込み、一方で、国保料を引き上げようとしている。こんなことは絶対に許せない。吉田さんが県議会に行って、止めてほしい」と話しました。(しんぶん赤旗 2011年3月1日)