シャープの「1万人リストラ計画」で、日本共産党の仁比聡平参院比例予定候補は10月10日、広島県のシャープ福山工場と福山市役所を訪ねて懇談しました。工場には、皆川恵史県副委員長(参院選挙区予定候補)、土屋知紀市議らが同行。市役所には、神原卓志衆院広島7区予定候補、村井明美、河村晃子両市議も同行しました。



 工場で仁比氏は「1万人大リストラ計画は、長年会社のために働いてきた多くの労働者の生活を奪うだけでなく、地域の経済にも、日本のものづくり産業の発展にも悪影響を与える」と述べ、計画の撤回と地元自治体との協議を要求。応対した電子デバイス事業本部総務部の小西治夫部長は「地域経済への影響は、さしてないと考える」「行政には説明している」などと答えました。



 仁比予定候補がNECの例をあげ「くりかえしの面談での退職強要については、国会でもとりあげられ、国は“調査して必要な指導をする”としている」と違法な面談をしないよう求めました。シャープ側は「それはよく知っています」と答えました。



 一方、市役所で応対した経済部の小畑和正部長は「シャープ進出で税収増など地域貢献は大きかった」「地域経済への影響は大きく、今後、県やハローワークと連携して実態を把握し、慎重に対応したい」と答えました。(しんぶん赤旗 2012年10月12日)