日本共産党の仁比聡平議員は5月23日の参院法務委員会で、国連特別報告者が「共謀罪」法案について懸念を表明していることについて政府の見解をただしました。

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 特別報告者のジョセフ・ケナタッチ氏は、「共謀罪」法案が人権を制約する恐れがあるとの懸念を示した書簡を安倍晋三首相宛てに送付して、情報の提供を求めています。仁比氏が書簡についての見解をただすと、金田勝年法相は「書簡の内容はバランスを欠き、不適切なものであり、外務当局が強く抗議した」などと発言しました。

 仁比氏は「国際社会に対する驚くべき不遜な態度だ」と指摘。ケナタッチ氏が日本政府の抗議に反論をしていることを示し、「異論を封じ法案をごり押しする安倍政権に対する痛烈な批判だ」と指摘しました。(しんぶん赤旗 2017年5月24日)