安倍元首相の「国葬」問題を考える集いが9月10日、熊本市で開かれました。日本共産党の仁比聡平参院議員がオンラインで講師を務めました。「くまもと市西部革新懇」の主催です。

仁比氏は統一協会問題で、安倍氏を頂点にした自民党がお墨付きを与え後ろ盾になっている責任は重大だと強調。安倍氏との癒着などの問題を国会でただす先頭に立つ決意を語り、「法的根拠なく、憲法違反に他ならない国葬の中止と閣議決定の撤回に頑張ろう」と呼びかけました。

パネルディスカッションでは、西部革新懇代表の加藤修弁護士、肥後本妙寺住職の池上正示氏、年金者組合熊本支部の尾方邦代委員長が発言しました。加藤氏は、憲法を尊重する意思のなかった安倍氏は国葬に値しないと指摘。池上氏は、国葬対象者を選び、命が比べられることがあってはならないとして、国葬自体に反対であるとの立場を明らかにしました。

参加した日本共産党の山本伸裕県議は「信者らの被害根絶に頑張るとともに、統一協会と県政とのかかわりを引き続き追及したい」とあいさつしました。(しんぶん赤旗 2022年9月13日)