宮崎県東国原知事に義援金を渡す(2010.5.28)

宮崎県東国原知事に義援金を渡す(2010.5.28)

日本共産党宮崎県委員会は2010年5月28日、全国から寄せられた義援金を県対策本部に届けました。仁比そうへい参院議員、ばば洋光参院選挙区予定候補らが県庁を訪れ東国原英夫県知事に手渡しました。

 仁比氏は、「農家への補償など現場の要求の実現へ全力を尽くしたい」と述べました。

 東国原知事は、義援金への感謝を伝え「被害農家の方に直接わたるようにしていきます」と答えました。

 その後、仁比議員らは、政府の現地対策本部を訪れ、本部長の山田正彦農水副大臣に現地からの要望などを伝え、「現場のニーズにあった対応をしてほしい」と求めました。

 また、宮崎県での家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の被害が深刻さを増すなか、日本共産党の仁比そうへい参院議員は5月 28日、家畜の移動制限区域(10キロ圏)内の川南町などを管内にもつJA尾鈴の黒木友徳組合長と懇談しました。ばば洋光参院選挙区予定候補、内藤いつ子 川南町議が同行しました。

 「現場の声に応える手だてをとるのが国の責任です。みなさんの思いを聞かせていただきたい」と問いかけた仁比議員に、黒木組合長は「殺処分した家畜を埋める埋却地が足りない。さらにワクチン接種した家畜が加わるので用地確保の見通しが立たない」と訴えました。

 補償の問題で黒木氏は「和牛部会などで独自の試算をしているので、その試算も反映してほしい」と述べ、「家畜関連の販売が年間110億円あったが、家畜がいない以上ゼロになる。JAの経営への打撃も大きい」と懸念を語りました。

 仁比議員は「現場のみなさんの思いが反映されるよう引き続き奮闘します」と応じました。

 その後、仁比議員らは、同様に移動制限区域内の高鍋町に入り畜産農家を訪れ、実情を聞きました。

 鹿児島県でも調査・懇談

 日本共産党の仁比そうへい参院議員、山口はるき参院鹿児島選挙区候補らは6月14日、家畜伝染病・口蹄(こうてい)疫の感染問題で、宮崎県に隣接する全国屈指の畜産のまち・鹿児島県曽於(そお)市を訪ね、池田孝市長、畜産農家から地元の要望を聞きました。

 日本共産党国会議員団は、口蹄疫発生を受けて、ただちに対策本部(事務局長・仁比議員)をたちあげ、紙智子議員(本部長)の現地調査をふまえて4月28日、郡司農水副大臣(当時)に申し入れしました。

 5月12日、仁比議員はJA宮崎県中央会の会長はじめ畜産業者、農民連から意見・要望を聞き、当面の対策をまとめました。埋却地の選定を農家まかせにせず、国が責任を負うこと、生産者が見込んだ再生産価格の補償などを国に強く求めました。

 5月19日の対政府交渉では、社会保険料の負担軽減などいくつもの前進をみました。