万歳でこたえる仁比議員(左)、穀田議員(中央)、大西氏(右)=2010.03.22

 日本共産党広島県委員会と同後援会は3月22日、広島市中区で演説会を開きました。会場の広島国際会議場フェニックスホールが満席になりました。穀田恵二衆院議員・国会対策委員長、仁比そうへい参院議員・比例候補、大西オサム参院広島選挙区候補が訴えました。

 穀田氏は「民主党には次の選挙で『政権交代』の4文字選挙は通用しない。政治の中身が問われる」と切り出し、「政治とカネ」、後期高齢者医療制度、米軍基地移転などの問題で迷走を繰り返す鳩山政権を批判。中小企業の負担軽減や子どもの医療費の無料化、農家の個別補償などについて「わが党が国会で追及すれば鳩山内閣は『分かりました』と言うが、実行力がない。日本共産党は、軍事費と大企業優遇の税制にメスを入れろと提案している」と訴えました。

 仁比氏は「民主党が公約を投げ捨て、後ずさりを始めたことに我慢できないではないか。命と暮らしがかかった正念場となる参院選で、再び議席を勝ち取る」と決意を表明。大西氏は「保守の支持基盤といわれる団体が、どこに行っても自民党の重しが取れて共鳴し合えることを実感している。有権者の過半数との対話を広げよう」と呼びかけました。

 党の演説会に初めて参加したという宇都宮洋子さん(57)=広島市安佐北区、主婦=は「昨年の総選挙で民主党に期待して入れたけど、がっかりです。命や健康、年金のことなど、私たちと同じレベルで考えている共産党に頑張ってほしい」と語りました。(しんぶん赤旗 2010年3月23日)