日本共産党の井上哲士参院議員は6月4日、松江市、島根県出雲市で、にひそうへい参院比例予定候補、福住ひでゆき参院鳥取・島根選挙区予定候補とともに街頭などで演説しました。うなずきながら聞く人の姿が多く見られました。

 井上氏は、2日に島根県知事が島根原発2号機の再稼働に同意したことについて「一度事故が起きれば取り返しのつかない事態になる。島根原発は全国でただ一つ県庁所在地にある原発です」と批判。「原発利権と一切無縁、原発ゼロでぶれることのない日本共産党を伸ばして原発再稼働ノーの声を突き付けよう」と力を込めました。

 次いで井上氏は「食料品や生活必需品の高騰はコロナやウクライナ危機の影響だけでなく、異次元の金融緩和で円安を進めてきたアベノミクスの失政だ」と指摘。「大企業と富裕層に応分の負担を求めて、消費税を減税することこそ国民の声です」と訴えました。

 にひ氏は「暮らしを守るのも戦争を止めるのも民主主義の力です。憲法こそ希望。いまこそ弁護士の私を先頭に共産党の比例5議席、必ず勝ち取らせてください」と支持を求めました。

 仲間と手づくり横断幕を持って参加した松江市の女性(80)は「参院選は戦争と平和の分岐点で、1票も無駄にできない。対話を努力して、知り合いの知り合いにまで支持を広げたい」と話しました。(しんぶん赤旗 2022年6月5日)