熊本市で3月15日、日本共産党の労働者後援会の集いが開かれ、仁比聡平前参院議員が東日本大震災で救援に奔走する党議員らの活動を紹介しながら、「国民の苦難をわがものにして、戦前から頑張り抜いてきた党です。救援に全力を上げている党を大きく広げよう」と呼びかけました。

 仁比氏は、「自分も何かできないかと考えている人がたくさんいる。その温もりを被災地に届けよう」と訴え、救援募金など支援活動の強化を提案。「国民の声を代弁する議席を勝ち取るのが今度のいっせい地方選挙だ」と述べ、県議席奪還、市議選勝利を呼びかけました。

 参加者からは、いま有権者と対話すると「選挙どころではない」との声が返ってくるなど意見・質問が出されました。

 仁比氏は「みんなが被災地の苦しみに共感しようとしている。電話をかけて、地震の話だけで終わってしまうことがあってもいい。それが救援・復興に向けて(国民の)気持ちを一つにする土台になっていく」と語りました。(しんぶん赤旗 2011年3月17日)