すべての水俣病被害者救済を求める「ノーモア・ミナマタ近畿第2次訴訟」の結審を前にした12月3日、大阪市北区で集会が行われました。オンラインで会場と全国39カ所をつなぎ160人が参加。勝利判決をめざし団結を深め合いました。

近畿訴訟原告の女性(67)=熊本県水俣市出身=は「父がチッソに勤め、『会社の悪口を言ってはいけない』『将来結婚できなくなる』などと理由をつけて水俣病の申請がされず、私も長い間、健康悪化が水俣病のせいだと思わなかった」と述べ、「訴訟名は、すべての被害者を救済し、これで争いを最後にしたいという願いが込められている」と話しました。

熊本県民主医療機関連合会の板井八重子医師が講演で「水銀被害で生まれ得なかった命がある」と犠牲になった胎児の存在を訴え。徳井近畿訴訟弁護団長は、工場排水の有機水銀の危険性が指摘されてから10年近くも放置した加害企業チッソ、国と熊本県の責任の重さを強調しました。

 日本共産党の仁比聡平参院議員がオンラインで参加し、「大企業のもうけのために市民の人生がめちゃくちゃにされた。日本の政治の喫緊の課題だ」と、全面解決へ全力を挙げる決意を述べました。

 「ノーモア・ミナマタ第2次訴訟」は、2013年の熊本を皮切りに、東京、新潟で提訴。14年に提起した近畿訴訟は21日に大阪地裁で全国に先駆けて結審が確定し、原告130人の判決へと向かいます。(しんぶん赤旗 2022年12月4日)