衆院選挙の九州・沖縄比例ブロックで何としても2議席獲得をと奮闘している日本共産党の仁比聡平参院議員は7月22日、大牟田の医療、建交労や有明漁民と懇談した中で、「投票が二つある総選挙で、比例代表選挙では日本共産党をぜひ応援してほしい」と率直に述べました。

 仁比氏は、党が候補者を擁立しない衆院福岡7区の柳川市を訪れ、駛馬ケ浦漁協、大和、中島地域の有明漁民と懇談しました。

 懇談の中で仁比氏は、「よみがえれ!有明海訴訟」弁護団の一員としての活動にふれたあと、農水省が提案した開門のための環境アセスメントについて、「開門するとしても6、7年もかかり、開門を先に延ばすことは許されない。この政治では有明海はよみがえらない」と自公政治を批判しました。

 さらに、「衆院選で自民・公明政治を終わらせよう。民主党が政権をとっても、『開門せよ』と迫れるのは日本共産党しかない。九州・沖縄ブロックで赤嶺政賢、田村貴昭両衆院比例候補の2議席を獲得することこそ、有明海をよみがえらせる力となる。みなさんが日本共産党への支援を周りの人たちに呼びかけてほしい」と訴えると、参加者から大きな拍手がわきました。

 ノリの養殖を行っている男性漁民(52)は「いま潮の流れが遅く、赤潮被害がいつ起きるか不安だ。ノリの色落ちの不安を抱えながら仕事をしている。生活を支えるため、茶摘みや工場などでアルバイトをしている漁民もいる。漁民の窮状を一番親身に考え、行動を起こしてくれる共産党の議席を増やすために、私も力をつくしたい」と語りました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年7月24日)