「2010年代を日本共産党躍進の時代に!」-。日本共産党福岡県委員会は12月21日夜、市田忠義書記居長を迎えた「党と後援会 参院選スタート集会」を開きました。仁比そうへい参院議員・比例候補の再選、全国650万票の得票目標を達成し、比例5議席絶対確保の決意を固めあいました。

 冒頭、市田氏は、「派遣切り」や水俣病救済などで九州・沖縄、中国、四国17県の現場を奔走し、要求に心を寄せる仁比氏の活躍を「八面六背(はちめんろっぴ)」「特筆すべき、命綱の議席だ」と称賛。いっそうの支援・支持を呼びかけました。

 市田氏は、第25回党大会決議案の要点、「過渡的な情勢」のもとでの党の役割をわかりやすく解明。来年の参院選について、「全く新しい政党配置のもとでたたかわれる、おもしろい選挙。たたかいいかんでは、政党の力関係を変える政治戦だ」と力を込めました。

 民主党は政権党としての「実績」が問われ、また党名変更まで口にする自民党や公明党もこれまでの政治への総括と反省が必要だと強調。「選挙にまぐれはない。やるべきことをやりきって、党を強く大きくすることが必要だ」と引き締めました。

 そのうえで、「党躍進特別期間」成功に全力を尽くす重要性を喚起。「党の前進を望まない党員、後援会員はいない」と述べ、すべての支部、党員の心に灯をともす活動を呼びかけました。最後に市田氏は、福岡県内で得票率の高い上位三つの自治体では、どこも党員、機関紙ともに有権者比率が高いとして、奮起を呼びかけました。

 決意表明にたった仁比氏は「政治を動かすのは現場の力。いのちを守り、憲法が輝く日本をつくりたい」と述べ、奮闘を誓いました。しのだ清選挙区候補も決意を表明。集会では岡野隆県委員長が行動提起し、参加者は「団結ガンバロー」とこぶしを突き上げました。

 学費値下げ運動に取り拒む、藤本佐和さん(20)=大学生=は、「共産党への垣根がなくなっているのを感じている。要求で運動を広げ、その中で仲間を増やしたい」と語りました。(しんぶん赤旗2009年12月22日)