日本共産党の仁比聡平参院比例候補は2月19日、大分キヤノンの偽装請負を告発し直接雇用を求めてたたかっている労働者と大分市内で懇談しました。党県委員会、県労連役員が同席しました。

労働者らは2009年3月に大分労働局に偽装請負を告発。しかし労働局はこの3年間、労働者側の再三の申告・要請にもかかわらず、「違法は認められない」との見解を固持し続けています。

懇談では、労働者側の指摘した事実を労働局が「確認できない」というだけで放置するなど、不誠実な姿勢に批判が相次ぎ、「派遣切り」された労働者の多くが、今も非正規のままキヤノンの下請け工場で働いている実態などが報告されました。

仁比氏は「みなさんは大義の旗を掲げている」と激励し、労働局には労働者を守る責任があると指摘。厚労省への要請、派遣法抜本改正に力を尽くす決意を表明しました。

懇談に参加した平野孝治さん(50)は「苦しい胸の内を話せてよかった。勇気づけられた。格差・貧困をなくすため頑張りたい」と話していました。(しんぶん赤旗 2012年2月21日)