佐賀市で6月16日、SAGA青年革新懇主催の「働き方シンポジウム」が開かれ、弁護士で日本共産党参院比例候補の仁比聡平氏を迎えて、約40人が職場の労働状況などを話し合いました。

 同革新懇は昨年11月に結成されたばかり。5月に佐賀市の青年を中心に正規、非正規労働者に「働き方アンケート」を実施。33人から賃金や労働時間、生活などの要求を聞き取り、回答の半数が「月給13万円以下」、約3割が「サービス残業や長持間労働で休み・有給休暇が取れない」ことから、「くらしをより良くしたい」とシンポを企画しました。

 山口地域労連「ユニオン山口」のマツダ訴訟原告団の佐藤次徳事務局長は、大企業のマツダを相手に正社員としての雇用を求めて17人の仲間とともにたたかっている裁判について報告。「モチベーションを高めるのは学習すること」と団結の大切さを強調しました。

 参加者は、▽非正規問題▽賃金▽労働時間▽パワハラなどの人間関係の4グループに分かれて討論し、まとめを報告し合いました。

 各グループで意見を聞き取った仁比氏は「仲間を大切にして本音で語り合う場でした」との感想を述べ、「職場の環境や労働条件など権利侵害を告発し、その仕拒みを変える視点を持って政治と社会を変え、要求を実現していきましょう」ど助言を結びました。(しんぶん赤旗 2012年6月18日)