一票を争う大激戦・大接戦の沖縄県知事選(11月28日投票)で、沖縄入りしている日本共産党の仁比聡平前参院議員は11月25日、宮里政秋党県後援会共同代表とともに那覇市内で県知事選の意義を訴えました。

 仁比氏は、「『県内移設』反対の県民総意を日米両政府に突き付けるのが今回の選挙だ」と力説。APEC(アジア太平洋経済協力会議)の会合で菅首相が「県知事選が終わったら、(辺野古移設の)日米合意を推進する」とオバマ大統領に忠誠を誓ったことを挙げ、「現職陣営は実質上、自民、公明と民主党政権丸抱えだ」と批判しま心た。

 自主投票を決めた県建設業協会の前会長が「今回の選挙は、米軍基地に対する県民の思い、総意が問われる歴史的にも非常に意味のある選挙だ」と語っていることを紹介。「普天間基地はアメリカの航空法に違反している。『基地はいらない』の県民の願いを今度の選挙で総発揮させよう」と力を込めました。

 新垣三千子さん(76)=那覇市首里=は「沖縄戦で夫の母と兄を亡くしました。戦争につながる基地はもういりません。イハさんで普天間基地を無条件撤去してほしい」と語りました。(しんぶん赤旗 2010年11月26日)