日本共産党の山下芳生副委員長・参院議員は3月26日、高知県の高知市と四万十市で、参院選勝利をめざし、「自公政治を終わらせて新しい日本をつくる一歩に」と支援を呼びかけました。にひそうへい参院比例予定候補、松本けんじ参院徳島・高知選挙区予定候補も訴えました。演説会はオンラインでも配信されました。(動画はこちら)

 山下氏はまず、ロシアのウクライナ侵略を糾弾、ロシア軍の即時撤退を求め、「プーチンが一番恐れているのは世論だ。声を上げてプーチンを追い込んでいこう」と強調しました。

 「参院選は暮らしがかかった選挙だ」とし「党は弱肉強食の新自由主義を転換し、やさしく強い経済をつくろうと訴えてたたかう」と力説。政治の責任で賃金を引き上げることなど五つの大改革を紹介しました。

 岸田政権が前のめりになっている敵基地攻撃能力の保有について「軍事対軍事のエスカレーションが一番危ない」と批判。「憲法9条を生かした外交が大事だ」と述べました。「本格的な野党共闘を進めていくためには、日本共産党を伸ばすことが一番の力になる」と指摘しました。

 にひ氏は、被爆地の声を広げプーチンの暴挙を止めようと呼びかけ、「参院選を政権交代の足がかりにする」と表明。松本氏は、今年結党100周年を迎える日本共産党が、生まれた時から主権在民、戦争反対を訴えてきたことに言及。「党の躍進に力を貸していただきたい」と力説しました。

 高知市会場に参加した女性(74)は「日本をロシアのような国にしないためにも9条が大切なことがよくわかった。暮らしの問題では、消費税を5%に引き下げることで共産党に期待しています」と話しました。(しんぶん赤旗 2022年3月27日)