参院比例代表で当選が決まった仁比聡平さん（４９）に、いまの気持ちや３年ぶりとなる国会議員活動への抱負をききました。（しんぶん赤旗 西日本のページより）
みなさんやりましたね！ 西日本中で喜びが爆発しています。３年前に失った議席を取り戻していただいたのは、党員・支持者のみなさんの昼夜を分かたぬ猛暑の中の奮闘のたまものです。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
日本共産党は私の当選で、目標とした比例代表５議席を確保し、２人区の京都をはじめ１２年ぶりに東京、１５年ぶりの大阪でも勝利できました。非改選と合わせて１１議席となり、重要法案の本会議代表質問、議案提案権を取り戻しました。
どんな問題でも抜本的な対案を示し、草の根から国民のみなさんと力を合わせ、頑張り抜く日本共産党が国会運営を大きく動かす発言力を取り戻したことは、日本の政治を大きく動かしていく確かな力となります。
今度の選挙で私が一番感じたのは、これまで自民、公明党を支持していた方が「もう安倍政権はごめん」「今度は共産党」と願いを託してくださったことです。「ＴＰＰ断固反対」「憲法改悪なんてとんでもない」「消費税増税や雇用をいっそう壊すことはやめてほしい」と訴えられました。中でも安倍総理が憲法９条改悪を明言し、石破幹事長は国防軍の命令に背けば軍法会議で死刑だと発言したことが波紋を広げ、「憲法を壊すのでなく、守り生かそう」という国民の声が広がっていったことは、これからの日本の政治を動かしていく、本当に大切な力だと思います。
私の国会の議席で、弁護士資格を持つ日本共産党国会議員が久しぶりに活動できることになります。弁護士として憲法を暮らしのすみずみに生かしていく、政治のあらゆる分野にしっかり生かしていくためにたたかい抜いていきます。
中国、四国、九州・沖縄には国政にかかわる大きな問題があります。私の議席を、みなさんの要求と権利を実現するとりでとして国会で思う存分生かしていただきたいと思います。国会事務所にもぜひお立ち寄りくださいね。草の根から手をつないで大きな国民運動をつくる先頭に立って頑張りたいと思います。この参院選挙勝利を出発点に、ひどい政治の大本を変えていきましょう。
自民党、公明党は参院でも多数を占めましたが、国民の願いと自民党政治との「ねじれ」は何ら解消されていません。政治を本当に国民の手に取り戻していくため、一緒に頑張りましょう。（しんぶん赤旗 ７月２４日）
