日本共産党の石村智子衆院中国比例予定候補と仁比聡平参院比例予定候補は1月5日、広島市中区の県被団協(金子一士理事長)被爆者相談所を訪れ、県「黒い雨」原爆被害者の会連絡協議会と懇談しました。金子理事長ら11人が参加し、辻恒雄県議や中原洋美、村上厚子の両市議らが同席しました。

仁比氏は「黒い雨」指定地域を見直す厚生労働省が検討会を重ねていることに触れ、「国家補償に基づく援護を求めるたたかいで、正念場の年を迎えた。何十年にもわたる苦しみの声を聞かせていただき、必ず突破したい」とあいさつしました。

参加者は「厚労省や放影研(放射線影響研究所=広島市南区)が内部被ばくを直視しないことを懸念している」「『黒い雨』に遭った同級生などが次々と原爆症のような病気で亡くなっている」と語りました。

石村氏は「『黒い雨』問題を解決することは、福島原発事故に通じる問題であり、内部被ばくに関心を寄せて立ち上がる若い次の世代を運動に巻き込む先頭に立って頑張りたい」と決意を表明しました。(2012年1月6日)