水害にあった住民から被災状況や要望を聞く=2009.7.28

 日本共産党災害対策本部の仁比聡平事務局長(参院議員)は7月28日、福岡県を襲った大雨による多数の被害で、県が災害救助法を適用(27日)した飯塚市を訪れ、被災地の現場を歩いて調査しました。

 調査は、川上直喜市議、宮嶋つや子元市議が同行。二瀬自治会連合会の中尾義郎会長(76)が、被災地の同市新高雄、東新町を案内して回りました。

 両地域は、たびたび川から水があふれ、床上・床下浸水の被害に遭っている地域です。

 同市内の国道201号沿いで着物の反物などを売っている店舗の女性は「やっと片付いた。店内の乾燥に3週間ほどかかる。消毒を早く実施してほしい」と要望。「市役所にゴミ収集の件で電話をかけたが、もっと迅速に対応してほしい」とも話しました。

 他の住民からも、「川の底にたまった土砂の浚渫(しゅんせつ)ができないか」「側溝から水が噴き出した。今回の水害でさらにたまった泥を取り除いてほしい」などの要望が相次ぎました。

 仁比氏が「店や住環境を元に戻していくための支援をしていきたい」とのべると、被災住民から「ぜひ頑張ってください」と期待の声が寄せられました。

 調査後、川上市議は「被災者支援に全力をあげ、遅れている中小河川の改修が早急に実現するよう国や市に働きかけ、住民とともにがんばりたい」と語りました。(2009年7月29日(水)「しんぶん赤旗」)