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 「安倍政権の暴走に歯止めを」との比例515万票の期待を受けて、日本共産党の新参院議員8人が8月2日朝、初登院しました。国会議事堂の中央玄関前では、報道陣に囲まれ、そろってガッツポーズ。絶え間なく光るカメラのフラッシュを浴びながら、ゆっくりと議事堂への階段を上がっていきました。

 「わくわくしています。議席が増え、大きくなった発言権でどんな活躍ができるか楽しみです」と話すのは、倉林明子議員(京都選挙区)。

 「当選後、京都府内の大衆団体と26市町村のほとんどを回りました」と、この日も動きやすい真っ白なひも靴です。「共産党と自民党が京都の窓口になったとあいさつし、『使い勝手がよろしいで』と宣伝しました」と笑顔をみせます。

 各党の新人議員のなかで、とりわけ多くの報道陣に囲まれたのは最年少30歳の吉良よし子議員(東京選挙区)です。記者に決意を問われ、「初めてのことが多くて緊張もしているけど、私は一人じゃない。支えてくださるみなさんと一緒にがんばっていきます」。

 衆院議員も合流した党国会議員団総会では、襟元に留めた議員バッジに手をあて、「このバッジには(支援者の)一人ひとりの思いが詰まっている。この声を必ず届ける」と力を込めました。

 激戦を勝ち抜いたイメージカラーの青いスーツで登院した辰巳孝太郎議員(大阪選挙区)は、「ようやく、たたかいのリングに上がった。これからガチンコ(真剣)勝負」と気合十分です。

 「46万票をいただいた。重責です」と、この日は緊張のため朝5時に起床。「36歳の若さをいかし、元気ハツラツでがんばりたい。国会の台風の目になれるようにいろんな発信をしたい」

 3年ぶりに返り咲いた党副委員長の小池晃議員は医療・社会保障関係者の大きな期待を担います。「“永田町国会病院”がいよいよ診療再開です!」と意気込みを語ります。

 仁比聡平議員も「比例5議席は『安倍政権の暴走を何としても止めてほしい。今度こそは共産党』というみなさんの声を受けたもの。必ず、その期待にこたえます」。

 党書記局長代行の山下芳生議員は「フレッシュな気持ちで毎日ベストを尽くし、がんばりたい」と力強く一言。

 紙智子議員は「議席を伸ばしてもらった国民の期待にこたえ、政治が変わったと実感してもらえるような仕事をしていきたい」と決意を述べました。

 党参院国対委員長の井上哲士議員は、過去2回の初登院を振り返って、「今回はマスコミの注目度がまったく違う。大きくなった議員団の責任の重さと意義を改めて感じる。非改選の3議員とあわせ強固なチームとしてがんばり抜きたい」。(しんぶん赤旗 2013年8月3日)