現職自衛官による国家賠償請求訴訟について、3月17日の記者会見で日本共産党の小池晃書記局長は「原告の訴えが事実だとすれば極めて重大だ。いま焦点となっている南スーダンのPKO(国連平和維持活動)部隊の『日報』をめぐる防衛省の組織ぐるみの隠蔽(いんペい)体質を裏付ける重大な事案ではないか。わが党の仁比聡平参院議員の国会質問(2015年9月2日)が契機となって起きた裁判でもあり、重大な関心を持っている」と表明しました。

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 小池氏は、今後の国会質疑でもこの問題を追及する考えを示しました。

 会見で仁比議員は、「私の指摘に、当時、総理を含め、『同一の文書は存在しない』と答弁する一方で、訴状によれば存在する内部文書を質問の翌日に秘密指定し、しかも削除を指示した。それが統合幕僚監部によって行われたとすれば極めて重大な事態だ」と強調。政府、防衛省の真撃(しんし)な対応を要求しました。(しんぶん赤旗 2017年3月18日)