日本共産党福岡県門司・小倉地区委員会は1月14日、日本共産党の仁比そうへい参院議員を迎え、労働法制学習会を北九州市で開きました。55人が参加しました。

 仁比氏は22日からの通常国会の争点の一つである「働き方改革」について与党は労働基準法など8本の法律の改定案を一括審議し、強行採決することを狙っていると指摘。「高度プロフェッショナル制度」は労働時間、休憩、割増賃金の適用を除外するもので、残業代ゼロのうえ労働者としての権利を認めないことを合法化し、「働かせ放題、搾りとり放題」の制度となることなどを説明しました。「戦後の運動で勝ち取った労働者の権利をことごとくなし崩しにする改悪だ」と厳しく批判しました。

 学習会に参加した男性(71)は、「この10年くらいで労働環境はとんでもない方向に変わった。若い人たちに非正規が増え、長時間労働で大変だ。これからどうなるのか」と語りました。

 職場援助委員会の男性(68)は、「労働問題について職場と地域の交流ができたことは大きな成果です。国会議員・県議・市議と連携し、たたかいを広げていきたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2017年1月17日)