日本共産党の仁比そうへい参院議員は9月13日、後藤勝彦島根県委員長らと松江市の大型商業施設前で演説し、来年の参院選と統一地方選での市民と野党の共闘の勝利と党の躍進を訴え、沖縄県知事選で「オール沖縄」のデニー候補への支援を呼びかけました。集まった参加者から拍手と「そうだ」の声が上がりました。

 仁比氏は、北海道地震による停電で泊原発が外部電源を失い、非常用自家発電で燃料プール内の核燃料を冷やしていた問題を示し、「災害大国、日本で原発ほど危ない電力はない」と指摘。「再生可能エネルギー、地産地消のエネルギーを地域ごとに整備する。これこそが政治の責任だ」とのべ、世界の主要国に逆行して原発に固執する安倍政権を批判しました。

 その上で、「島根原発の稼働に前のめりな政治は間違っている。みなさんと一緒に原発即時ゼロの政治に切り替えていくために全力を尽くす」と訴えました。

 買い物帰りの女性(73)は「戦後の貧しい時代に育ち、とても苦労しました。戦争は絶対にしてはしくない」と話し、男性(72)は「安倍首相はやりたい放題で人の話を聞かない。国民の苦しみをわかっていない」と語りました。(しんぶん赤旗 2018年9月15日)